50代になって途端に「楽しいこと」を見失ってしまい、あんなにあれもしたいこれもしたいと思っていた想いはどこ行っちゃったんだろう?これからどうしたらいいのか。そんな迷っていた時出会った本「これからの暮らし方2」。40代〜60代までのキラキラ輝く人生を送っている女性の暮らし方を「衣、住、食、花、美」のそれぞれのジャンルに分けて紹介されていました。(株)エクスナレッジから出版されています。そこで見つけた50代からの楽しいことの見つけ方のまとめメモです。今回ご紹介するのは「住まい」編です
明日が来るのが待ち遠しくなる。日常のささいな「夢」が原動力。
〜これからの暮らし方2より〜 「住まい」担当は奈良のくるみの木オーナー石村由起子さん 「こういうものが好き」「こういうものが欲しい」「こんな場所にしてみたい」 こういう想いって誰でもが日常思い浮かべるものですよね。私もしょっちゅう頭の中に浮かべては消えていきます。石村さんはそういうちょっとした思いつきや日常のささいなこともすべて「夢」だと言います。そしてかなったことを思い描いてワクワクするのだと。そのイメージが明確になればなるほどカタチになるのも早い。そんな日常の小さな夢の集約が今の場所に連れて行ってくれたのだそうです。 はじめはうまくいかなかったし周りにも反対されたお客さんも全く来なかった、出口が見えない気持ちを抱えながら体を壊すまで無理をしていたこともありました。それを乗り切れたのは
祖父から言われた「石の上にも三年」その言葉に支えられて 「今の自分ができることは何でもやっていこう」と工夫を重ねていく中で少しずつ風向きが変わっていきました。
いくつもの「諦め」を積み重ねていた自分の毎日を反省。必ずしも「諦めなくてもいい」んですよね。人から見たら笑えるような小さな夢も集めていくことで人生を動かせる原動力になるかもしれない。こんなちっぽけなことで今までの人生が変わるわけないと諦めることが一番もったいないことですね。
見えないところから整えることで部屋の空気感が変わる
生活道具のお店のオーナーでもある石村さんはもちろん住まいの整え方も素敵です。雑誌や書籍の中でも整えられた素敵なインテリアが印象的。どうやったらそんなセンスのいいインテリアができるのか。 「収納棚の中など、外から見えないところから整える。」 たとえ誰かに見られることがなくても、気持ちがいいし、不思議と部屋の空気感も変わります。 「収納とはいかに多くのものを収めることができるのかでなく、開いたときに嬉しくなるような、ものの出し入れが楽しくなるような空間づくりを優先しています。 収納の扉、詰め込みすぎて開けるのにストレス感じる私にとって目からウロコのような発想。開けることが嬉しくなる・・・なんて。もちろん収納の中は整理したいとは常々思っていましたが、まずは目に入るところをすっきりさせるために収納棚に押し込んでいたことを深く後悔。
片付けは「いいすき間」をつくること。
片付けると気持ちがよく、行動もしやすくなって運がよくなるきがするのは誰もが一度は経験したことがあるんではないでしょうか。ただそれが持続できない、少し時間が経つと元の木阿弥。こんな気持ちを明るくしてくれるのが次の石村さんの言葉です。
長く生きているといろんなことがありますから、体がつらかったり、気持ちが落ち込んでしまったりで家の中全体を整えることが難しいこともたくさんありますよね。そんな時も机の上だけなど手の届く小さな空間だけでも、美しく整えてはいかがでしょうか。自分の目が喜んで、ほんのちょっとでも気持ちが明るくなり、その小さな空間が暮らしを再び立て直すきっかけになるかもしれないのです。
すべて一度にすっきりさせることは理想だけど、そんな無理をしてしまうと行動にもいたらないで撃沈することばかり。石村さんの言うように手の届く小さな空間から始めることがポイントですね。
何事にも余白は必要です。そして片付いたすき間に神さまが入ってくると思っているんです。自分が整えた空間に「自分のことを見守ってくれる神さまをお迎えする」なんて考えれば片付けや掃除のやる気が起こりませんか?
確かに運のいい人のお家でごちゃごちゃとした家は見当たりません。みんなそれぞれすっきり整えられた空間で過ごされています。部屋の中はその人の頭の中を反映していると聞いたことがありましたがその通りのように思えます。でもわかってはいるけどなかなかできない。そんな私に背中を押してくれるのが下記のお話です。
「時間がなかったからできなかった」を理由にしない工夫
唯一みんな平等に与えられているものは時間。時間に格差はありません。それなのに「時間がなかった」から諦めることありすぎの私。本当に時間がないのかな?言い訳にしがちな「忙しい」というワードに魔法をかけるある工夫を教えてくれました。それは・・・・。 「時間を逆算して物事の計画を立てる。」 もちろん、自分に無理をしてまですることはないんだけど「自分が本当にしたいことはこれなの?」と問いかけた時そうだと言えるでしょうか。時間がないことを言い訳に本当にしたいことを諦めて、なし崩しにずるずる日々を送ることは確かに悲しいこと。そのためには「その日の午後7時には録画した映画を見て大好きなパスタを食べよう」と小さな目標を決めて、時間を午後7時にロックオン。そうしたらそれに間に合うためには逆算して30分後にはこれができていて、次はこれが済んで・・・など少しづつ前倒しするクセをつけることで次々とやるべきことがわかってきます。
- 目標に到達するワクワク感
- 達成感を得る
- 本当にやりたいことができる
3つももできて一石三鳥です!
あとがき
「これからの暮らし方2」を読んで同年代でもこんなに素敵に毎日を過ごしている人がいることに嬉しく思いました。それぞれの方々は各分野で活躍されていて、若い頃から自分の夢に向かって行動していたからこそ今の場所にたどり着いたことは間違いありません。そのことを自分と比べると大きな差はあるかもしれませんが、50代を過ぎて途方に暮れかけた私にもう一度「自分が心から楽しいと思えること」を見つけようという気持ちにさせてくれました。 この本は私は図書館で借りようと思いましたが、予約殺到していてなかなか順番が回ってこない状態でした。それくらい同年代の人たちがこれからの暮らし方に迷っているということではないでしょうか。 50代はあっという間に過ぎていきそうです。本当に好きなこと、楽しいことを見つけて過ごしていこうと思いました。
50代の楽しいことの見つける方法まとめ
- 今の自分ができることは何でもやろう。
- 日常のささいな想いも夢としてカタチにしていこう
- すき間のある気持ちのいい空間にして神さまをお迎えしよう。
- 見えないところから整理収納していい循環を。
- 時間を逆算して前倒しに行動し、小さな目標をかなえよう。
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