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人形供養をしてきました。【体験談】どうしようか悩んでいる人のために〜

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先日オットの実家の「日本人形」の処分を頼まれて、人形供養をしてきました。人生初の経験です。人形の行く末に悩んでいる方の参考になればと思い記事にしました。

目次

人形、捨てれますか?

その日本人形はガラスケースにしっかり入り、義母がお嫁にきた時からあったという五十年以上もの付き合いのあるものだそう。

それをなぜに今になって処分したいのかは謎でしたが、「終活」の一環としてとにかくなんとかしたいのだとか。

捨てることはできない。

できるなら、欲しいと思っている人の手に渡れば一番嬉しい。

ということで、よくリサクルショップをうろついている私たち夫婦に白羽の矢が当たったわけです。

「リサイクルショップ、無理違うかな…。」という思いは強かったものの、選択肢としてはこの4つ

  1. リサイクルショップに持ち込む(タダでも引き取ってくれるかどうか( ;  ; ))
  2. ヤフオクで売る(大きいし、ガラスケースが割れてたなどのトラブルがあったら面倒)
  3. 葬儀屋さんの人形供養に依頼(毎年4月ころある、郵送)
  4. 寺で人形供養を依頼

いろんな不安を胸いっぱいにとにかくとりあえず引き取り、ネットで検索しまくりました。

あ〜。今日はこれで1日潰れるな…。

でも「なんとかしたい」という年老いた義母に頼まれたら断れない。

そこでまずはリサイクルショップへ持ち込むことに。

リサイクルショップは人形を引き取ってもらえるか?

もちろん引き取ってくれる人形もありますよ。西洋の人形だったり、昭和レトロな人形など。

でも私たちが預かったのは精魂込めて作られたであろう魂込め込めの日本人形。きらびやかなお着物になんか楽器を持っている。

近くのリサイクルショップに日本人形入りガラスケースを両手で抱えながら入っていくと、

買取カウンターに行き着くことなく、店の人があわててこちらに来て

顔を思いっきりしかめながら「うちはこういう人形は」と迷惑と言わんばかりに断られました。

だから先に電話して聞こうって言ったのに。。。

他、骨董系の変なものいっぱい売っている店でさえ

「家の中の遺品を丸ごと買い取ったりの場合はしかたなく人形あれば引き取るけど、
日本人形単品では無理。人形だからね〜。
よっぽど有名な市松人形とかだったら可能性はあるけど」

ですよね〜。確かにそうだよね〜。

こうやって3件ほど頑張って回ったけどどれも迷惑がられ断念。

ヤフオクは面倒くさいし、実際売れていないもの多しなのでやめ。

お葬儀屋さんの人形供養

ネットでみつけたお葬儀屋さんに頼むことにしようと電話してやりとりした結果

1箱に詰められれば何体でもいい。三千円をその箱に一緒に詰めて郵送。持ち込みであれば2000円。その場合は急な葬儀があると対応できないことは了承してほしいと言われました。

遠いということと時間の調整が大変なのとで却下。

また、別のお葬儀屋さんは年に1回人形供養祭というのがあって、とりあえず3000円で1箱に詰めて送れば毎年4月にする人形供養祭にまとめて供養してくれる。

とにかく

人形供養の相場は1箱三千円くらいのようです。送るならプラス送料。

なんだか大変になってきたよ〜〜。

お葬式でもないのにお葬儀屋さんにいくのも気持ちが萎えるよなとどんよりしながら。

お寺で人形供養

で、他の方法はないかとネットで検索の検索検索。。。。

やっと車で20分くらいの場所で人形供養をしてくれるお寺を見つけました!

そこは堺東の「正覚寺 福成寺」というお寺で行くには道を迷いまくりましたが、

静かできれいな凛とした空気の流れる立派なお寺。

人形を渡してお金を支払って終わりと想像していたのとは違い。。。。

どうぞとお寺の堂のなかに招いてくれ立派なお仏壇と飾り(言い方がわからないとにかくきらびやかで豪華)のなかにろうそくを灯し、その美しいきらびやかなお台にお人形が大事にならべられ、お坊さんがまたもや素晴らしいお経をあげてくださいました。

心なしか人形たちがありがとうといってくれているような気が。

私にとっては縁もゆかりもない今日初めて対面した人形ですが。

私たちは用意されたお焼香をし、拝みました。

でも私の頭の中はこんな状況をイメージしてなかったもんなので、

封筒にお金なんていれていない!どうしよう〜〜。ホームページでは金額はお気持ちで〜(三千円から)と書いてあったけど

こんな立派なお経をあげてもらって三千円でいいのかとぐるぐるぐるぐる〜〜。

料金を窓口で支払うだけと思っていたのに、財布からのハダカの千円札3枚で失礼やん〜〜。

でも急に封筒に入った現金は用意できないので

「すみません、ハダカで申し訳ないんですけど」と三千円を渡そうとすると、

「こちらに入れてください」と賽銭箱を指差されました。

やっぱり失礼ですよね〜。お若いお坊さんでしたが、気高そうな感じしました。

でもこれで一件落着〜。しかもこんな凛とした由緒ありそうな素敵なお寺で立派なお経をあげてもらえて

よかった。これであの日本人形も納得してくれるでしょう〜。

という、人形供養のお話でした。

 

 

 

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