50代から始める断捨離を細々と続けているんですが、いくつもの壁にぶち当たります。
そのうちの一番の難関が「捨て方」です。
昔のように何でもかんでもゴミ箱に捨てたらいいもんじゃない。
ゴミ分別ルール。
というそれぞれの自治体、住む地域またはマンションの「きびしい掟」に沿った捨て方を知らないと捨てられません。
それがまたなんだかややこしい。
市のホームページで調べたり、広報などで「分別のしかた」のプリントを壁に貼ってはおりますがなにしろ「これはどっち?」みたいな。
私が捨てたいものの中で処分に一番困ったのは
中身がだいぶん残ったスプレー缶
「火気厳禁」「使い切ってすてること」の文字がしっかり書かれていますよね。
ニュースでゴミが爆発してゴミ収集の人がケガをしたというようなことも度々あったし、空にしないと絶対捨てられない。
でもどうやって半分以上残ったスプレー缶を使い切ったらいいのか。もう使えないものばかりがたまっています。
- 木を磨くオレンジ剤
- カーペットクリーナー
- 20年くらい前のキンチョール
- エアコンクリーナー
- 工作のニスのあまり
- 車内清浄スプレー
- 曇り止めスプレー
- ハト忌避スプレー
- 野菜の害虫退治の殺虫剤スプレー
などなど。
なんで買ったんだと自分をせめても後の祭り。どれもこれから使う予定のないものばかり。
もう何も野菜を育てていないのに害虫駆除のスプレーは永遠と残ってしまう。処分しきれない。
といつまでも廊下の片隅にスプレーたちが陣取っています。
それぞれ缶の裏の「注意書き」になんて書いてあるかというとたいてい
- 火気厳禁
- 高温に注意
- 高温になるところに置かないこと
- 火の中に入れないこと
- 使い切って捨てること
できるならその製造元なりメーカーなりに返したい…。そしたらそういう成分を専門的に扱っている場所なので正当な処分の仕方があるだろうと思うのですが、受け入れてくれるのはむずかしそうですね。また、今や荷物でさえスプレー缶など爆発の可能性のあるものは拒否されますから、送って処分してもらうってことも無理のよう。
できるなら、スプレー缶の中身が残った場合の処分の仕方をもっと詳しく書いて欲しい。
使い切れなかった場合はどうしたらいいのか…。そこで鬼のように調べてみた結果、
不要なスプレー缶の中身の処分方法
大きく分けて3パターンあります。
- 自治体、清掃局に処分方法を確認
- 自分で処理する方法
- 製造販売メーカーに相談
1.中身が残ったスプレー缶の処理方法を自治体、清掃局にたずねる。
なぜかというと、地域によっては「中身あり」と明記して危険物扱いで別に回収してくれるところもあるからです。
体験者の声を拾ってみると…
私は、ほとんど使っていないスプレー缶について清掃局に問い合わせました。うちの自治体の清掃局ではそのままスプレー缶の日に「未使用」(中身が入っていますよ、という意味で)と分かるように袋に入れて出すよう言われ、出す事ができました。ただ、半分以下やそれほど害はなさそうな物であれば、がんばって少しずつでも屋外等で、ビニール袋に新聞紙を入れその中に噴射して処分しています。
うちの自治体は、スプレー缶自体、缶ゴミでも燃えないゴミでもありません。袋に一まとめにして「スプレー缶」とかいて危険物で出します(「燃えないゴミ、危険物の日」というのがあります)。
ガスのあるなしに関わらず、穴あけるのも禁止。怪我した人が出たからでしょう。
中身がある場合、「中身有り・スプレー缶」と大きく書いた紙をはって危険物に出します。「○○市のご案内」とかいう市の冊子にそう書いてあります。
中味ありと明記して、燃えないゴミの日に、他のゴミと一緒にしないように、それだけを透明の袋に入れて出します。
うちのマンションでは中身入ったままでもスプレー専用の場所においておくと処分してくれます。
穴は開けないで!と言われてます。
たぶん収集業者さんがスプレーは普通ごみとは別にして持って行ってるみたいですよ。
(体験者の声 出典:発言小町より)
自治体、地域によっては中身があっても普通ゴミと別扱いで持って行ってくれるところもあるようです。
もし中途半端に穴あけして中身が出し切れてないまま、他のゴミと一緒になると逆に危険だからではないでしょうか。
まずは自分の住んでいる地域の清掃局や自治体に問い合わせて中身があるスプレー缶もOKか確認するといいですね!
ちなみに、私の地域では必ず中身は使い切っているもの、穴あけをして中身は出しきらないといけないことになっています。
自治体が危険物として別に回収してくれるところはいいですが大抵は空にして捨てないといけないと思います。その時はどうしても自分で処理するということになりますよね。じゃ、自分でスプレー缶の中身を抜く方法は…。
2.中身の残ったスプレー缶を自分で処理する方法
換気のできる屋外でビニール袋にボロ布や新聞紙など中身を吸わせるものを入れその中でシューっと使い切る。(または穴あけ)
天ぷら油を捨てるやり方と似ていますね。(うちでは天ぷら油は牛乳パックに新聞紙を詰めて油を吸わせて捨てています。)
他にも体験者の声をご紹介すると、
私は屋外で、大きめのスーパーの袋の中で穴あけ作業をしました。
整髪料も飛び散らず、ガスも安全に抜けます。
ガス抜きキャップを使用する。屋外でガス抜き。
中身は新聞紙などに吸わせて処分する。
絶対守らないといけない注意点は
- スプレーの中身を混ぜないこと。
- 換気をしっかりできるところですること。
- 火のそばでは行わないこと。
自分で処分は不安な人は
3.それぞれの製品のメーカー(あるいは販売元)へ相談する
専門分野の方に相談するとあっさり解決するかもです。
または、スプレー缶について「日本エアゾール協会」HPを参考にしてみてください。
まとめ
スプレー缶の中身の処理方法、注意点をみただけでもなんかゾッとします。とりあえず体に害のなさそうなものから一個ずつ始めようと思います。使えるものは時間がかかっても使い切るようにし、今後はスプレー関連は超厳選。なるべく買わないと肝に命じます。